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2007年10月 アーカイブ

2007年10月08日

そこかしこに秋

朝起きて、新聞を取りに、玄関を開け外に出たら、
ぶわあっと、キンモクセイの香り。
うれしくなって、2階の窓も全部あけて自力整体をする。
秋のアロマテラピー。

栗に新米に菊にきのこ。
大好きな食材が、目も舌も喜ばせる季節になった。
激しい夏や冬ばかりが長くなって、
曖昧な期間が減ってきているような気がするからよけいに、
春や秋の苦みや渋み、穀物の豊穣をいとおしく思う。

日時: 2007年10月08日 07:50 | パーマリンク | コメント (1)

2007年10月09日

酵素を飲む

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 今日は早い時間に歌のレッスンだったので、お昼ごはんを外で食べることにした。歌の先生のおうちを出て右側に進むとうなぎ屋さんがある。がしかし、うなぎという気分でもないので、左に進む。1分ほど歩くと、「holon」という新しいカフェができているではないか!なんだかすっきりとした空間なので入ってみる。

 玄米菜食のカフェらしい。
 私は、コンセプトだけで料理されたおいしくないもの、がとてもきらいだ。だから、無農薬やマクロビオティックを声高にうたって、暗い顔をした人が不当に高価できゅうくつな料理を出す空間へはあまり行きたくないし、そういったものに出費をしたくない。だいたい、もうそういう時代ではない。だけど最近は、体や環境のことを思慮して、気持ちよく過ごしたいと思っている人たちがあちこちで、本当に気持ちのいいカフェを作るようになった。そういう意味での選択肢は増えた。とてもいいことだと思う。

 そんなわけで、holon。お昼時だったので、ランチの中から天然酵母のベーグルサンドのセットを注文した。やさいの洋風煮物とスープがついている。それから食後にholon特製の酵素というのを豆乳割りで頼んでみる。

 この酵素ドリンク(450円だったかな)がとってもおいしかった!帰り際にお店のお姉さんに聞いたところ、サツマイモに梨にキュウリにモロヘイヤに・・・その他諸々季節の野菜からエキスを引き出して、1週間発酵させるのだって。とても甘くて、飲んだ後のからだの反応が、びっくりするほどよかった。こういうのは、言葉も雰囲気も超えて、体の細胞が正直に答えるので、飲んだだけで、すぐにその力がわかる。このお店の人たちの気もちのよさを、私は信頼する。 

 そして、今朝家で食べたばかりだったので注文をしなかったけど、ここでは酵素玄米も食べられるらしい(うちにはしょっちゅうしょっちゅう酵素玄米の質問が来るので、これからは、食べたい方はこちらへどうぞ、と言おうと思う)。自家製ベーグルもていねいに作ってあったし、期せずして、発酵のものを外でおいしく食べられるところ、見つけちゃったという感じ。ありそうでないお店かもしれないな。またいつか機会があったら、お茶時にでも行ってみようかと思う。


日時: 2007年10月09日 17:46 | パーマリンク | コメント (0)

2007年10月10日

粟野偉人子さんと会う

渋谷ロゴスキーにて、関西のいけいけパティシエール粟野偉人子(アワノイトコ)さんとお会いする。粟野さんは、全国を飛び回り、プロを相手に製菓の指導をしたり、メニュー開発、レシピ提案などしておられる方で、そのご活躍の噂はかねがね伺っていた。

どんな方だろう、と楽しみにしながらレストランへ。入り口でお会いした粟野さんは、小柄で華奢な女性だった。こんばんははじめまして、とあいさつをしただけですぐに、私このひと好き!と思った。
心のきれいさはかくしようがない。
そしてさすが関西人、一緒にごはんを食べている間じゅう、みんなを笑わせて、しまいには「顔筋マッサージの実演」までしてくださった!サービス精神旺盛で、実に繊細な方だ。
この方の後ろに、生まれ育った山や、取り囲む空気の穏やかさがみえる。

そして彼女はなんと、関西パティシエロックフェスティバル(!)で、その名を知らぬものはいないという、有名なハードロッカーでもあるらしく、ロシア料理を食べた後に、大カラオケ大会となった。私は都合により参加できなかったのだけど、次回はぜひ!そして、その時までに、私も顔筋マッサージをしておきまーす。

日時: 2007年10月10日 22:40 | パーマリンク | コメント (2)

2007年10月12日

イケダさんの功労

キーボードをうつ手が、魚臭にまみれている。
ここのところ立て続けに、魚料理の撮影ばかりをしているからだ。
助手のイケダさんが、「魚にとりつかれたんでしょうか」と言う。

ところでうちの前のグラウンドでは、朝から晩まで女子高生が運動会だかなんだかの練習をしている。その音がキッチンにまで届いてくる。
イケダさんがふいに、
「先生、クラティって知ってます?」と言う。
「何?クラティって。」
「今、女子高生にはやってるらしいんですよ、文化祭とか運動会とかで、クラスでTシャツ作るの。」
「え、それ私が高校生の時もあったよ。だけど、クラティってのは知らなかった。」
なんで、彼女はそんな高校生用語まで知ってるのだろう。
そうやっていつもイケダさんは、世間知らずの料理研究家の為に、いろいろの情報をもってきてくれるのだ。

この間は野菜の下処理をしながら、
「先生、沢尻エリカの件、知ってます?」
「誰それ?」
「記者会見で、ぶっきらぼうに答えたから問題になってるんですよ。」
なんで、そのひとがぶっきらぼうなことが、国民的な問題になるのか?
「だから、なんとかかんとかの記者会見で・・・」
その後、編集のG仔が打ち合わせにやってきて
「沢尻エリカってどうしたの?って、美里さんに聞いても知らないだろうけど。」
と言うので、私は自信満々に「知ってるわ!」と答えた。
でもそのエリカさんがどんな顔をしているのか、私は知らない。

ハンカチ王子も、ウィーと言うゲームも、サンプルラボも、すべてイケダさんに教わった。
ひとの脳みそって、一体どんな風にできているんだろう。
私は興味を持てることが極端に少ない上に偏っており、それ以外のものに対してまったく時間もエネルギーもさかないので、あまりのものの知らなさに、時々あきれはてられることがある。それでもなんとか生きていられるのは、ひとえに周りのひとたちの助けのおかげである。どうもありがとう。

そんなわけで、魚の撮影、今日も無事に終わった。

日時: 2007年10月12日 16:59 | パーマリンク | コメント (1)

2007年10月14日

枇杷の葉に夢中

 私は最近ビワの葉こんにゃくに夢中。
 体がしんどい時、肝臓とおなかにびわの葉っぱをあてて、その上からタオルに包んだ熱いこんにゃくを置いて、あたためること30分。20分ほどすると、眠っていた肝臓が動き出すような感じがして、グウッと眠くなるのだ。30分たって、ちょっと冷やしたら、今度は腎臓の裏に30分。これでおしまいなのだけど、撮影が続いて興奮状態でからだが休まらないときや、疲れがたまった時に、これをすると体の奥の生命力みたいなものが、グンと動きだして、全身をゆるめてくれるような感じがする。それで深い眠りに落ちたら、翌朝にはすっきりとしている。

 そんなわけで、撮影の度に、スタッフたちに枇杷の葉がすごいとしつこく言っていたら、
「4年ほど前にも、枇杷風呂がすごいのよお!って言っていた」と何人かが言う。
「え?私そんなこと言ってた?」本人はすっかり忘れている。
「言ってましたよ。お風呂がとろとろになって、肌がすべすべになるって、力説してた。」
「あらそう!」
そう。私、すぐに忘れてしまうのよ。いや、ビワ風呂のすごさは覚えてるけど。とにかく、これほんとに効くんだってば!

 たとえ今は必要なくても、本当に弱っている時、大切な誰かに手を差し伸べたい時、知っていると救われることってある。私にとっては、スープの作り方も、梅の漬けかたも、中医学の知識もすべてその中にある。それは、誰にでもできることで、欲得も絡まず、極端に高価ではないものであるべきだ、とも思っている。だからこのからだで実験して、いいかも!と思ったことは、周りの大事な人達に伝えておく。新たにピカンと思いついたことや、発見したこと、疑問に思っていることも、すぐにぺらぺらしゃべっておく。それを鵜呑みにする必要はない(いや、誰もしやしないだろうけど)。頭の隅っこにばあちゃんの知恵袋みたいにひっかかっておいてくれたらね、と思っている。だってベースは、たくさんのばあちゃんたちからこの手の中に伝わってきたことだから。私と同じ台所で過ごすことの意味って、たぶんそれくらいしかないんじゃないか。
 ま、話した私の方は、ばあさんのようにすぐ忘れちゃうんだけどねー。

日時: 2007年10月14日 17:53 | パーマリンク | コメント (0)

2007年10月17日

i Talkと私

ハイテクの私は、ついにiTalkを買い、ぶいぶいと使いこなしている。

i pod nanoを買った後に、i pod ならつけられるマイクがあったんじゃん!と拗ね、あげく弟に「私からipod nanoを定価で買わないか。」と持ちかけ、姉の権威を振るったものの、あえなく却下され、いいよいいよ散歩用に使うよとイタリア語のCDを聞きながら、ボンジョルノ!と歩いていたところ、何人かの心優しき友人が、これならnanoにとりつけてレコーダーにできるよ、との情報をくれた。
i Talkである。こ、このわずか6cmほどの小さな物体を取り付けるだけで、nanoが、nanoが、私のnanoが!ああ、科学の進歩というのは、なんとすばらしいのであろうか。

今や私は、歌のレッスンの度に、仰々しくnanoを取り出し、いちいち録音しては帰りの電車の中で落胆し(歌のひどさにである。nanoのせいではない)、家に帰るとそれをmac bookに移し、ああら、まだ5時間分も録音できるじゃないほほほほと高らかに笑い、話を聞きに行っては、すかさず激写ならぬ激録をし、フフフこれで一言も書き漏らすことはないわとほくそえんでいるのだ。すばらしすぎる。

が、しかし、今私の手元には、山積みにされたノートがある。これまでに取材をして、まだ書き起こしていないインタビューだ。しかも、締め切りが迫っている。特に今書こうとしているおばあさんは、実に6時間もノンストップで話し続けた方だ。あの日、そのお宅を後にした頃には、月が空に浮かび、私の腕は腱鞘炎になりかけていた。
インタビューでは、できる限り相手の自然な話ぶりを聞きたい。私が取材する相手のほとんどは、取材され慣れていないおばあさんなので、できるだけ心の垣根を取っ払ってもらうには、レコーダーを使うのは得策ではないだろう。そう思って、ずっと自分の手で書くことを続けてきたのだけど、今、私はぐったりうなだれている。
何がといって、自分で書いた字が自分で読めないのだ!
相手の目を見ながら、机の下で方言ごと書き続けるというのは(しかも6時間!)、私の速記レベルでは完全に無理なことであった。
ああ、カポーティのような、脅威の記憶力が欲しい。

そうして、iTalkを取り出して眺めては、これからはこれがあるわ!と自分を慰めているのである。ハイテクの私。


日時: 2007年10月17日 11:37 | パーマリンク | コメント (0)

2007年10月19日

速報

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天才食堂店主は、突然旅行カバンを取り出して、今朝早くに姿を消したらしい。
ある関係筋によると、彼女は
「秋と言えばキノコである。食堂にはおいしい食材が必要だ。
そうとなれば私は山へ出かけねばならない。」
と漏らしていたらしい。
本人は使命感に燃えていた模様である。

日時: 2007年10月19日 09:08 | パーマリンク | コメント (0)

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