幕坪かぶ
岩手のマイさんが、遠野の幕坪カブという変わった伝統野菜を送ってくれた。
ひょろりと細長く、カブというよりは大根のよう。
宇治田さんのところから冬になると届くヒノナカブを大きくしたみたい。
さっそく摺りおろしてみる。ツーンとした香り。
お昼ごはんはうどんに決まり。
昨日お会いした方が、「長野に行ったらおしぼりうどん!」「辛み大根をしぼって、それでうどんたべるんだよ。クルミとか、ネギとか、ごまとかおいて。これが二日酔いの朝に、いーんだ!」とおっしゃっていたのを思い出し、私もこれでおしぼりうどんやりたい!と思ったのだ。
ちょうど棚の中に氷見うどんがあったから、それをゆでる。
幕坪カブをおろし、さらしネギを作り、のりもちぎって、出しつゆを入れ。
おろしたカブをたくさんそば猪口に入れる。ヒイー辛い!
大根みたいと思ってなめたらいけない。これはわさびだ。
だけど不思議。食べているうちに朝からの試食でどっしり重かった胃が、すっきりとしてくる。クルミも刻んで入れてみる。おいしい!
これ、そばとよくあうだろうなあ。
その後、家を出て、打ち合わせに向かっている途中、
ア!あの味はホースラディッシュの親戚だなあ、と思う。
きっと、ローストビーフとも抜群の相性だろう。
明日は北海道で教わった、ホースラディッシュごはん(醤油を混ぜてごはんにのせるだけ)にして、食べればいいんだ。
スタッフのみんなにも食べさせてあげよう。
とても独特な、大きな可能性を秘めた薬味だ。
そういえば、と思って、家に帰って本棚を探してみたら、あったあった。
このかぶ、『厳選食材図鑑』VOL.1岩手(山口北州印刷株式会社019−641−0585)という本に紹介されている。
かぶの後ろにあるストーリーを読むとなおさら、いとしいものに思えてくる。
この本には、他にもよだれの垂れそうな食材がたくさん載っている(取り寄せ先も)ので、
よい生産者やおいしいものを探しておられる方には、とてもおすすめです。

