ご挨拶 プロフィール 仕事 ショッピング 掲示板 郷土料理 メール Home

« 2008年07月 | メイン | 2008年09月 »

2008年08月 アーカイブ

2008年08月01日

最近プレゼントされてうれしかったもの

%E3%81%8F%E3%81%88.jpg
tegami.jpg
puranakann.jpg
aging.jpg


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●クエの頭

クエほど、見た目のグロテスクさと味の上品さにギャップがある魚も
めずらしいのではないかしらん。
初めて食べた時、その繊細きわまりない味に、びっくりした。
そして恋に落ちてしまった。

先日、その頭が届けられた。
10キロあったと言う。ひい。

この魚は深海に生息していて、とても警戒心が強いと聞いた。
油断をすると、あちこちに牙があって、指をひっかかれる。
この歯!
%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%81%AE%E3%81%AF.jpg

頭を解体するのに、30分もかかった。
手のあちこちに傷。
このような大型魚をおろすときのコツは、
格闘しないこと、と改めて思った。

そうしておろしてしまえば、焼きにスープに煮物に、ぺろり!
%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%81%AE%E9%AA%A8.jpg


●手紙
パリに住む友人から、サビニャックのカード&切手で手紙が届いた。
パソコンを使うようになってから、
自筆の手紙を送る機会も受け取る機会も、うんと減ったけれど、
ポストを開けて、手紙が入っているのは、やっぱりうれしい。
筆まめの彼女にいつも感心をする。
その心づかいも。
私も手紙を書こっと思った。


●本
初めて仕事でご一緒する編集者さんが、
「濱田さんきっと好きじゃないかしら。」
とこの本を下さった。
『マレー半島 美しきプラナカンの世界』(イワサキチエ・丹保美紀/産業編集センター)
「プラナカン」というのは、15世紀に中国からマレー半島にやってきた中国人の子孫なのだそう。
華僑とはまた違って、完全に中国&マレーのミックスカルチャー。
とても複雑で華麗、そしてフェミニン。
kappu%20.jpg heya.jpg

きらきら宝箱みたい。
「プラナカン」という言葉を聞いたのも初めてだし、
これまで訪れたどの国でも、こんなふうな色使いや柄を見たことが無い。
似てはいてもどことも違う。
独特!
閉じられた中で、今もまだこの文化が遺っているんだって。
大元が2つの文化のミックスされたものだというところがとてもユニーク。
世界には、知らないものがまだまだたくさん。
そのことだけで、心が躍る。


●agingのバッグインバッグ
荷造りをしているときの、わくわくと言ったら!
私は明日から出張で、小さなスーツケースにせっせと荷物を詰めている。
そこで活躍するのが、agingのバッグインバッグ。
普段のバッグの中でさえ、ああペンが無い、ああ携帯はどこ、と
まるで節操の無い私。
agingの内藤さんが、これをプレゼントしてくれた。
デジカメと、iPodnanoと、iTalkと、携帯と、手帳とペンの取材セットを入れるつもり。


贈りものって本当にうれしい。
どうもありがとう。
私もいっぱいプレゼントをしたい。

日時: 2008年08月01日 22:32 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月16日

パチパチと

もうすぐ広島に帰るので、
冷蔵庫を空にすべく
友人宅に食料を持っていき、
自転車に乗って戻って来たら、
近所の女の子が二人、
家の前で花火をしていた。
パチパチと。
ああ夏休みだなあ。
子供の頃、夏になると
海に向かって花火をした。
星空と、黒い海に、
火の花を散らす。
ゆかたのシャリシャリや
かき氷のキーン。
夏には、心が躍る分、
いつか終わってしまう切なさがある。
それでも波止場の灯は、今も胸にともっている。

日時: 2008年08月16日 20:39 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月20日

島で過ごす

朝、お墓参りに行って、
子どもの頃住んでいた場所の近くを歩いた。
あのころ果てしなく遠く続くように感じられた小道を、
今歩けばほんの3分ほどで
あまりの短さに驚いてしまう。
たったそれだけの路の中にも、
懐かしい石垣や木や水の流れがあって、
思えば子どもの頃は、それら全てに物語があったな。
一つの石を見れば、想像力の泉は無限に湧いた。
背が低いから、世の中は大きくて謎に満ちていたし、
そこいらじゅうの自然と一体になれた。
今もそれらを見れば、あのころの空想世界の入り口には立てるし、
石や木や水の感触をこの体に覚えてはいるけれど、
その奥へ入っていくことができない。
大人になって、
どれだけ多くの見知らぬ土地を訪れられるようになっても、
あのころのような、世界に対する驚き方を、
私はできなくなってしまった。
大きくなるって、あの低い目線や、小さな歩幅や、時間の密度や内なる世界を
なくしてしまうことなんだな。 

そんなことを思いながら懐かしい景色を眺めていると、
スカートをはいて大きな目をきょろきょろさせながら歩く、
泣き虫で生意気な丸顔のチビと
道ばたですれ違ったような気がした。

日時: 2008年08月20日 10:46 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月23日

秋のよう

東京に戻ってきたらまるで
秋のような涼しさ。
長袖を着て、寒い寒いと言っている。

実家で思う存分ぐうたらして、
ちょっとからだを休ませすぎてしまったので、
今日はプールで泳いで、飛んだり跳ねたりまでした。

ごはんはもう、からだをあっためるものばかり。
夏野菜さようなら、という感じ。

日時: 2008年08月23日 18:32 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月25日

ぐうたらのおかげで息が通る

歌の先生の家に入って
「こんにちは。」
と言っただけで、
「ずいぶん息が通ってるね。」
と言われる。
実家のぐうたら効果たるや!
あれだけ力を抜きたい抜きたいと思っていても
ちっとも抜けなかったのに。

プールで泳いでいても、思う。
考えることをやめたいと思っているうちは
やめられない。
いつも泳ぎ始めはまだ仕事の延長で、
あれこれ頭が動いているのだけど、
10往復を超える頃になると
もう何でもどうでもよくなって
自分と水とが一緒くたになってきて、
そうこうしているうちに
気がつくと一キロくらい泳いでいて
あと何キロでも泳いでいたいような気分になっている。
(でもさっさと帰るけど。)

今日はたくさんの人と会った。
立ち寄った魯山の展示で伊藤さんと会う。(今回の作品、私とても好き。)
近代美術館のオープニングパーティで
久しぶりにタイ人のアーティスト、ピナリー・サンピタックと会う。
(ピナリー独特の大地のような空気を久しぶりに味わう。おおらかな、火山のような女性。明日ギャラリートークがあるそう。)
1歳になった友人の娘チャンとも初めて会う。
93歳で生き返ったおばあさんとも会う。

今日会った誰からも、エネルギーをもらう。
もらってばかりでお返しができているのか、
さっぱり自信が無い。
だからせめていいエネルギーが循環するように、
息を通していたい。
せめて、ありがとう、と思って寝ようと思う。

日時: 2008年08月25日 23:16 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月26日

お昼を食べながら

夏休みの間、スタッフのひとりは
うちの近くの駅に引っ越してきた。
新しい暮らしはどうかと聞くと、
これまで往復3時間以上もかけて通っていたから、
その時間がすっぽりとあいて
どうしていいかわからないんです、
と言っていた。

でも今日お昼ごはんを食べている時に
「新しい家に引っ越して、物事の考え方が全部変わったんです。不思議だけど、あの家にいると、いろんなことができそうな気持ちになってきたんです。」
とうれしそうに話す。
彼女は、とてもいい物件を見つけた。
陽がよく入り、風通しの良い部屋。

「これまでは私、全部できないと思ってたんですよ。」
「例えばどういうこと?」
「例えばとかないんです、全部なんです。」
「全部?」
「そう、目の前にこの器があるとするでしょ。ほんとはすてきだなって、思ってるんです。でも買えないって思う。それで、もっといくと、自分はこの器にはふさわしくないって思いこもうとする。適当な器でいいやって思い込もうとする。でもほんとは良くないんですよ。それで、“だってこの器で、家でごはん食べる時間なんか私には無いもん” みたいな感じで、どんどんどんどんできない言い訳を考えていくんです。生活全部そうだった。そうやって、言い訳している間は、全然努力もしてないですよ。この器を手に入れるためにどうすればいいかも、考えてない。器だけのはなしじゃなくて、全部の気持ちがそうだったんです。でも、もう言い訳ができなくなったんです。そしたら、何でもできるんだ、って思えるようになったんです。」

彼女はここ数ヶ月、自分を変えるために、
びっくりするほどまっすぐに努力をしている。
だから、新しい部屋とも出会えたんだろうなと思うし、
その部屋がまた新しいものの捉え方をプレゼントしてくれたのだろう。
そのような姿に私は、胸を動かされる。

「年を取ると女はうまれもった美醜じゃないのよ。
たとえば姿勢と表情と肌、それは努力で変えられる。
心の積み重ねなのよ。」
20代の初めにいただいた言葉を思い出す。

そして、一生懸命な彼女を見ていると、
私も謙虚にひとときひとときを積み重ねていこう、
なんて思うようになった。

日時: 2008年08月26日 20:00 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月27日

女子の台所

明日の撮影のために女三人
朝からずっと立ちっぱなしで
ケーキを焼く。

これまた最近、近所にマンションを買ったスタッフは、
すいすい自転車で通ってくるようになった。
ごはんを食べながら、
引っ越ししたて同士であれこれしゃべっている。
「最近、ビリーと会ってます?」
「ぜーんぜん。」
「じゃあ、Wiiフィットは?」
「あ、あれも、引っ越してからボードの下にある。」
「ふふふ!」
それなのに、すっきりスマートになったわけは、
夏バテ、らしい。
今年の夏は、本当に暑かった。
ようやく涼しくなったので、自転車通勤も楽々だ。

私が二階で着物を選んだり、掃除をしたりしていると、
時々下でキャッキャという声が聞こえてきて、
女姉妹のいる家は、こんな声がするのかなあと思う。

明日のお昼のまかないはコロッケ。
鹿児島で買ってきた、かぼちゃなんとか、という名前のサツマイモを加えた。
中身だけ今日つくっておいて、
明日の撮影の合間に、衣をつけて揚げるという算段。

日時: 2008年08月27日 19:51 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月30日

ようやく

ひさしぶりにいとこが泊まりにきたので
ごはんを食べ、デザートを食べ、お茶を飲み、また食べ、お茶を飲み、
と言う感じで、昼間6時間くらいぶっ通しでしゃべる。
しゃべることで、いろんなことを確認した。

幸せということは、そのおかれた環境や状況のことではなくて、
心の平安を保っていられることなんだな、
 
とようやく気持ちの底から思えた。
腑に落ちた。
そのことを覚えていたいと思う。
実践していたいと思う。

日時: 2008年08月30日 20:57 | パーマリンク | コメント (0)

2008年08月31日

名残のトマトソース

西荻窪へ行ったら、駅のそばの路地で、
信州から来た若夫婦がパラソルを立てて
野菜を売っていた。
露地のトマトがあまりにおいしそうだったので、
ついつい買ってしまう。
しかし、その後あちらこちらに寄らねばならず、
ぶつけたり落としたり。

家に帰った夕方には、ぐずっとなってしまって
ビニール袋の中で、
豊潤なトマトジュースの香りをプンプンさせていた。

熟したトマトは、こうなってしまうから、
流通が難しいんだな。
スーパーなどで出回っているトマトは、
まだ青みの残っているうちに収穫をされて、
運ばれているうちに赤くなる。
だから、形は崩れないけれど、
赤くなるまで茎についていたものとは、
同じトマトでも、味も香りも全く違う。
東京で畑から離れて暮らしている以上、
そういうぎりぎりまで土の上で熟したトマトを手に入れるのは、
ほとんど無理に近い。
(土のそばで暮らしていらっしゃる方は、
その足元の口福を存分に味わってくださいね。)
だから今日は「おいしそう!」と子供みたいになって、
ついつい、後先考えずに買ってしまったのだ。

そんなわけで、夕食後、つぶれたトマトでソースを作った。
(つくりかたはこちらの本→◉)
つまみぐいした赤い切れっぱしの、おいしかったこと。
この夏作った中で、一番香り高くて、濃厚なやつができた。
もう今年はこれが最後だろう。

日時: 2008年08月31日 20:53 | パーマリンク | コメント (0)

u

About 2008年08月

2008年08月にブログ「濱田美里の天才食堂:日記」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年07月です。

次のアーカイブは2008年09月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページやアーカイブページも見てください。

このブログのフィードを取得
[フィードとは]
Powered by
Movable Type 3.35