料理研究家 濱田美里

料理教室のご予約はこちら
facebook page Instagram page YouTube

ストックホルム備忘録3

2018.03.26 │ ブログ

3月26日朝7時。現在の外気温はマイナス3度。
夜のうちに雪が降ったのか、外の地面がまた白くなっている。

昨日はとてもいい陽気だったので、
電車に乗ってオーデンプランへ行った。
公園にはたくさんの親子連れ。
近くにはアンティークショップやインテリアのお店が軒を連ねている。
それを見たくて行ったのだけど、なんと日曜日でほとんど閉まっている。
閉まったお店の窓をのぞきながら2時間ほど歩く。
まさに「ウインドーショッピング」。

途中ですてきなパン屋さんを見つけてランチ。
リュスティックなパンで作ったサンドイッチを食べる。
この種のパン(質感の残るグレーな小麦粉で作る多加水のルヴァンパン)が、今世界の都会でトレンドなのかな。
この町はストックホルム中心部から電車でほんの少しだけど
趣が随分変わり、古い建物におしゃれな軽さが加わる。
東京の代官山、パリのマレ地区、ニューヨークのブルックリンを足して3で割ったみたいな感じ。(あくまで私の勝手なイメージ。ほんとはロンドンも足したいのだけど、行ったことがないからわからん><)

ところで、昨日もびっくりしたこと。
なんだか一日のうちに何度も時間の感覚がおかしくなって、
お店の時計を見たり、携帯電話を見たりして、
「あれ?もう11時だっけ?」
とか
「まだ14時?」
とか言っていた。
夕食を食べ始めて、携帯の時計ではもう19時なのに、外があまりに明るい。
いくらなんでもたった1日でこんなに日が長くなるかしら?と思って気が付いた。
もしや今日からサマータイム!!!??

調べてみたら、毎年3月最終日曜日の午前2時に時間が変わるのだそう。
全然知らなかった。
そんなわけで、今日も朝7時だけど、実はおとといまでの朝6時で、なんだか体がとても変。
でも昨日のお昼みたいに、皆がようやくカフェの前にテーブルを出して、わいわい賑やかに食事したりおしゃべりしたりしているのを見ると、ここで1年が夏に向けて切り替わるんだなあ、と北国の人たちの喜びが伝播してくるようで、私までうれしくなった。


照明器具だけのお店。さすが北欧。


パン屋さん。


でもまだ川はこんな具合!(ヘルシンキよりはちょっと氷が薄そう)

return top