北欧13
2018.08.04 │ ブログ
サマーハウス最後の夜はザリガニパーティ。
スウェーデンでは、昔8月7日までザリガニが禁漁で、8月8日の夜中に、皆でザリガニを食べる習慣があったのだそう。その時には、三角のザリガニ帽子をかぶり、月に見立てたカラフルな飾りをつるし、ウオッカのような強いお酒を飲んで、みんなでカンパイの歌を大きな声で歌う。「このばからしい歌を必ず大まじめに歌うのが、スウェーデン人よ^_^」とおばあちゃん。
それから、ザリガニの身をほぐす小さなナイフは必須らしい。(これ、ものすごく高性能!)ザリガニをゆでる際には、適量の砂糖と塩、そしてディルの花をたっぷり入れるのが何より大切とのこと。
お招きいただいたお礼に、私はお寿司をふるまった。(海苔と日本米と寿司酢と巻きすと包丁は持参済み^ ^)
本当は握り寿司を作ってあげたかったけど、海のそばのフィッシュマーケットでも、さすがに生魚はこわい。塩いくらや、エビとかカニのマヨネーズ和え、ニシンの酢漬けがあったので、巻き寿司と軍艦巻きを作ることに。子どもたちも食べられるように、薄焼き卵で巻いていたら、「卵を薄く焼く」こと自体に驚かれる。マヨネーズ和えにはディルが入っていたから、「スウェーデン寿司」いう感じで、日本人の私にとっても新しかったし、馴染みのある味だからみんなもすごく喜んでたくさん食べてくれた。
その土地土地の食材を容易に受け入れる酢飯の力はすごい。寿司が世界に広まったのがよくわかる。
そして外のロウソクに火を灯し、遅くまでたくさん話をした。