料理研究家 濱田美里

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海藻こんにゃく

2018.10.12 │ ブログ

今日、千葉銚子の方からステキな贈り物が!
この茶色いどっしりとした塊、「海藻こんにゃく」と言うんですって。
初夏に素潜りで採った海藻を天日で干して、秋まで熟成させたものを
水に戻して炊き上げるのだそうで、お正月の酒の肴になるとのこと。
(こんにゃくが入っているわけではありません)
最後の写真はその海藻で「コトジツノマタ」と言う名前だそうです。

「刻みネギ、かつお節、七味などを乗せ、醤油をかけて召し上がってください。」
とお手紙に書いてくださっていたので、
早速そんなふうに試してみました。

初めていただいたのですが、「ザ・海藻!」という感じのお味で、
体の中がサラサラしそうです。
他の地方の「エゴ」「オゴ」「いぎす」などとも少し似ていますが、
もっとワカメっぽい味がして、ぬめりがあります。

100%海藻だけで、何も添加されていないので、
細かく切って納豆と和えても美味しそうだし、キムチみたいなものとも合いそう。
戻す手間もいらないし、ダイエットにもいいから、日本料理だけではなくて、
中華料理や韓国料理にバンバン使いたいなあ。
油をとりすぎた時には、いい具合に流してくれそうです。

いつもお話しするように、手元に「リセット食」を置いておくと、
体調(体型?)管理に助かりますね。
秋は食べすぎてしまいがちなので、キノコや海藻でしっかり流したいものです。

しかしこの国は、いたるところに、こんなふうに海藻を上手に加工したり料理してきた歴史があって、
ホントにすごいものだなあ。
いつもいつもそれらに触れるたびに、私は興奮してしまいます。
珍しいものを、本当にありがとうございました!


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