料理研究家 濱田美里

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Keg のお酒

2019.07.18 │ ブログ

Instagramから投稿

Did you know Keg draft SAKE?
Keg is perfect draft beer system originally supplied in Holland.
The system has made it possible to export Japanese Sake keeping their freshness.
Moreover you can drink the sparkling one just for ONE glass, because it never oxidize at least 1 year.
You can taste Keg draft SAKE at MAARUSYOUTEN, Akashi city in Japan!

昨日、明石の「まある笑店」で、初めてkeg(ケグ)の日本酒を体験しました。

Kegというのは、オランダで作られた生搾りビールのための貯蔵容器で、これを使えば、少なくとも1年は全く酸化しないので、シャンパンだろうが、発泡した日本の生酒だろうが、オリーブオイルだろうが、とにかく酸化させたくないものを酒蔵からそのままの状態でレストランに(海をまたいでも!)運ぶことができるのだそうです。

しかも、普通は1瓶開けたらその日に飲みきらなくてはならない発泡系のお酒をグラス一杯から楽しむことができる!
飲む人にとっても、また作る人にとっても(お酒を仕込む人の狙う発酵具合でぴったり止めることができる)、お店で出す人にとっても、画期的なシステムですね。

何種類かいただきましたが、華やかだったり、きりっとしていたり、どの日本酒も全然個性が違い、「どういう意図でこの醸造の仕方をしたか」という、作り手の思いがダイレクトに伝わってきました。
グラスに注がれて初めて空気に触れるので、ワインのように、どんどん味が変わっていくのも面白い。
これからこの国の素晴らしい SAKEが、世界のレストランで、フレッシュさを保って(これまで輸出の過程でずいぶん品質が変わっていたのだそうです)供される時代がやってくるのですねー。そのことに胸が躍りました!  

「まある笑店」は、私の好きな立ち飲み屋さん「たなか屋」さんのすぐそばにできた2号店。
たなか屋さんのガヤガヤっと賑やかなバルっぽい感じも大好きですが、こちらはゆっくりお酒を楽しむ、という感じ。
動画(インスタでしか見られずすみません!)はお酒と魚を愛する店主の田中さん。
奥様のお料理も、心がこもっていて美味しくて。
瀬戸内海の魚のこと、日本のお酒やフランスのワインのこと、本当によくご存知で、土地に根を張りつつ、しっかりと世界を見据えておられるお仕事ぶりに、いつお会いしても良い刺激をいただいています。         


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