
昨日の投稿に続いて、
今日はおせちの話をもう少し。
おせち料理というものについて、
ここ数年、改めて考えてきました。
若い頃から、
実家の母や祖母と毎年おせちを作り、
料理教室でも長年教えてきました。
一方で、
ある年に料亭のおせちをお願いしてみたら、
これがとても素晴らしく、
そして思いのほか、気持ちが楽だった。
少人数家庭なら、
無理にすべてを作らなくてもいい。
「これはこれで、すごくいい選択だな」
そう思ったのを覚えています。
それでもやっぱり、
これだけは自分の手で作りたい。
そんな「私のおせち」がある。
そんな実感と、
miroom編集部の方とのやりとりの中から、
『ハイブリッドなおせち』
という形に辿り着きました。
全部を完璧に作らなくていい。
一品だけでもいい。
手作りのものと、
買ってきたものを、
どう組み合わせるか。
今回の講座では、
その考え方を前提に、
「お重への詰め方」も、
「お皿への盛り付け方(ワンプレート)」も
丁寧にお伝えしています。
実は撮影では、
デパ地下のデリ
(中華やフレンチなど)も
一緒に詰めてみました!
「え、これも一緒に入れていいの?」
と思うようなものでも、
詰め方次第で、
ちゃんとお正月の景色になる。
そのあたりも、
かなり細かく手元を撮っていただいています。
おせちは、
料理そのものだけでなく、
「どう仕上げるか」で
印象が大きく変わります。
全部を作らなくても、
きちんと整う。
無理をしなくても、
ちゃんと「自分のおせち」になる。
そんな距離感で向き合えるように
設計した講座です。
なかなか楽しい仕上がりになっていますよ。
▶︎ miroom おせち講座
https://miroom.com/courses/3485

