料理研究家 濱田美里

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2015年5月『濱田美里の少人数ベーシックコース:5月』

2015.06.24 │ いままでのメニュー

『濱田美里の少人数ベーシックコース:5月』

・豚の生姜焼き(豚の部位について、切り方について、調味料について、焼き方についていろいろ学びましょう)
・ごはんの炊き方
・だしのひき方
・だし巻き卵
・青菜の和えもの

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5月から、1回4名様限定の少人数コースを始めました。
「お料理の会」は、もともと実習メインの教室ですので、
みなさんにかなり手がけていただくようにしておりますが、
さらにていねいに、お一人お一人にきっちり身につけていただくことを目標に
このコースをスタートしました。

まずは豚の生姜焼き。
皆さんは豚の生姜焼きを作ろうと思ったときに、どうやって肉を選びますか?

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スーパーで「生姜焼き用」「トンカツ用」「しゃぶしゃぶ用」などのお肉を見ても、
なかなかそれが豚のどの部位なのか、どんな特徴があるのか、
じっくり考える機会は少ないのではないでしょうか。
まずはお肉のお勉強。
一度これが頭に入ると、今後の豚との向き合い方が、ずいぶん変わるように思います。

ごはんは、温度と時間の関係を頭に入れましょう。
その後、土鍋と厚手鍋を使って、炊いていただきました。
一人一人お米の研ぎ方から実習して、
初めて鍋でごはんを炊きました、とおっしゃる方も
上手にできましたよ。

だしのひき方は、昆布の産地や鰹節の製法による特徴や違いから。
字にするとむずかしそうですが、目で見て、舌で味わうと、
気づいたり、納得したり、
今後の料理のヒントになることがたくさんあったと思います。
昆布と鰹節のうまみは、日本の料理の基本にあるものですから。

だし巻き卵もお一人ずつ巻いていただきました。
背の高さによって、みなさん手の位置が変わりますから、
これも少人数にしてよかったなあと思いました。

青菜の和えものは、小松菜とあさりのからし和え。
ゆでるときの塩加減は、パーセンテージと実際の味を
きちんと舌でみていただきました。
どんな青菜も、ちょっと意識的になるだけで、
扱いが変わるのではないでしょうか。

どれもごくごくベーシックな料理ですが、
ひとつひとつのことにていねいに気持ちを向けると、
新しい発見があったり、
いろいろな料理に通じるコツをつかめたりするのではないかと思います。
それが生活の底力になることを願っています。

(投稿:美里)


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