料理研究家 濱田美里

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着物で出張

2017.07.20 │ ブログ

先ほど、東京出張から戻ってきました。
今回は雨が降らなかったので、1泊着物で出かけてみました。
東京に行く時は4〜6件くらい用事やら仕事やらを詰め込むので、結構な移動があり、
これまでは洋服で出かけていましたが、今回はエイッと着物で新幹線に乗りました。

料理の仕事の時は、たいてい紬(つむぎ)か縮(ちぢみ)なのですが、
今回は料理をしないので、久しぶりに紗(しゃ)の着物で出かけました。
薄い水色なので、お会いする方が「涼しそうですねー。」と言ってくださる。
そうか、夏の着物はお相手に涼やかさを与えるために着るものなんだ、
つい地味な色ばっかり着るのはやめよう、
と思ったことでした。

それから、「どうしたらそんなに涼しそうに着られるんですか?」と何人もに尋ねられたので、
もしかしたらこれを読んでくださる方のお役に立てることがあるかもしれないので、ここに書いておきます〜。

・絽麻の長襦袢を着ること(風が抜け、汗もすぐ乾き、とても涼しいです。洗濯機の丸洗いも可能)
・腰紐だけしっかりしめて、後はゆるゆるで着ること。(ちなみに私は腰紐はゴムのウエストベルトを使っています。しっかり決まり、なおかつ食後も楽!)
・ゆるゆるとは言え、襟元がぐずぐずなのはだらしないので、着付けが終わったら、必ず着物(背中側)の下に手を入れて、長襦袢を両手で下に引くこと。こうすると襟がばっちり整い、崩れません。(これは夏着物じゃなくても大事なコツ。)
・実は下着も大切で、和装用のものを使うこと。胸元がスッキリ収まるので、崩れないし、ダボダボしないで涼しげに見えます。
・肌襦袢はあしべ織りのものがおススメ。汗をしっかりとってくれるので、着物も帯も傷みません。(これはちょっと高価だけど、厚みがあるので補正にもなるし、冬場にも重宝する優れものです。耐久性もあって、かなりの年数持ちますよ。)

着物は20年着てきたので、ほんの少しはアドバイスできることがあるかもしれません。
文字でわかりにくいところは、直接会った時にでもお尋ね下さいな。

ではでは私はこれから明日の教室の準備ですー。


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