料理研究家 濱田美里

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甘酒の使い道

2018.03.10 │ ブログ

甘酒作ったはいいけど、使い道に困っている場合。
おススメは、肉とか魚にジャバジャバかけちゃうことです。

たとえば鶏ササミが特売だったとしましょう。
今晩は使わないけど、安いから買ってきた。
そんな時には甘酒をジャバジャバッと振って、冷蔵庫に入れておきます。
翌日、適当な大きさに切って、塩味をつけて(私は魚醤をかけるのが好き)、
片栗粉をはたいて揚げてみてください。
「これ、本当にササミー?」
とビックリする柔らかさです。口の中でホロッと溶けそう。
ごはんのおかずにも、おつまみにも、お弁当にもいけます。

このササミの部分は他の動物性たんぱく質なんだって置き換えオッケー。
(食べ残しのお刺身とか、安売りの豚バラ肉とか、なんでも!)
特にそのまま料理したらかたいものとか、脂っぽいものに使うのがおススメです。
なぜなら麹菌がタンパク質とか脂質とかをいい具合に分解してくれるから。
食材をそのまま冷蔵庫に入れておくより傷みにくい上に、甘みは加えてくれますから、
あとは適当に塩分とか、スパイスとか振っとけば、何でもつくれます!

私にとって何よりうれしいと思うことは、
甘酒に漬けておくことで、食材が柔らかく食べやすくおいしくなることに加え、体内で消化がしやすくなることです。
40歳を過ぎてから、甘酒そのものの甘さや栄養よりも、そういう効果の方を、よりありがたいと思うようになりました。
限られた体内の酵素を、消化に使うよりは、お肌の修復とかアンチエイジングに使いたい、というのが正直なところ!
腸内環境を整えられるのもうれしい。
ご自分だけでなく、ご家族の腸内環境を整えておけば、病気しにくくなるので、みんながラクです。

そのまま飲むにはちょっと発酵しすぎちゃった、というような甘酒でもできますから、
ぜひ試してみて下さい♪


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