料理研究家 濱田美里

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創業ウィメンズフォーラム

2018.06.05 │ ブログ

昨日は、「創業ウィメンズフォーラムin神戸」のトークセッションに
パネリストとして参加してまいりました。
定員100名のところ、最終的には140名様のご参加があったそうで、
多くの女性経営者様の前でお話をさせていただきました。

私の場合、法人化はしておりますが、
経営者というよりは、現場の料理研究家として仕事をしてきましたので、
「創業5年以内」の参加者の方々にとって、どんなことがお役に立つかなあ、と思いながら、
できるだけ具体的に、正直に、仕事を始めた頃のお話をいたしました。

あえて「創業」と言うならば、大学生の時に料理で初めてお金をいただき、
卒業後に就社をせず、名刺を作ったことが私にとっての創業でした。
22歳の時です。
それは文字通りの「業を創る」日々で、
何にもないところから、自分の糊口をしのぐための生業、そして生きがいとしての仕事を作り出すのは、
全然カッコよくもなく、暇でビンボーで、コネも経験も自信もなく、
先の見えないトンネルの中にいるみたいでした。

でも、「暇でビンボー」は、裏を返せば、「有り余る贅沢な時間を持ち、創意工夫ができる」ことでもあり、
「経験がない」ことは、「溢れる若さや柔軟な発想がある」ことでもありました。
2度と戻りたくはないけれど、あの若くてハチャメチャな日々が今は懐かしい。
「どうやって料理研究家になったのか」という体験談を嘘なくお話しできたかなと思います。

今回は4人のパネリストの、職種も経歴も年齢も事業形態や規模も全くバラバラで、
他の方々のお話もものすごーく面白く、学びになり(1部の玉岡かおるさんの講演も!)、
客席にいたマキさんは、
「全員スコーンとさっぱりしていて、すっごく濃くて面白くて、とっても勉強になる講演でしたよ!
1時間があっという間でもっと聞きたかった。」
と笑っていました。

きっと「あんなおかしな人でも20年なんとかやってるんだから、大丈夫だ!」
というくらいの勇気は差し上げられたのでは?
皆さんの笑顔もたくさん見ることできて、嬉しい1日でした。


↑交流会にて。この方はなんと、「作文が上手に書ける原稿用紙」を作って売られているデザイナーさん(「マナビノミカタ」)。この北欧風原稿用紙ワンピースが忘れられない!!


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