料理研究家 濱田美里

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ポン酢

2018.12.04 │ ブログ

こないだの東京コトラボ教室で自家製ポン酢を全部使ってしまったので、
(そういえばコトラボのレポートするのを忘れていました?また近日中にします!)
実家から送ってもらいました。

このポン酢、皆さんに「おいしい!どうやってつくるんですか?」と聞かれるたびに
口頭で説明できない(しかも詳しい分量は覚えていない)から、
「本(『漬ける・干す・保存する濱田美里の季節の手仕事帖』に載ってますよー。」
と言っていたのですが、よく考えたらこの本、去年出版社の在庫が無くなって、もう買うことができないんですね。
ですから、本来販売中ならばしてはいけないコトだけど、写真をここに載せておきます。
(どうしても本が欲しい方はうちのオフィスに少し在庫があるのでご連絡ください)

しかし、この本作ってから、もう10年以上経つんですね。びっくり!
30歳の時に作った本ですよ。
私の場合は、扱うテーマが経験を必要とすることばかりなので、
若い頃、早く歳をとりたくてたまらなかったのだけど、
先日のM-1グランプリで霜降り明星さんたちを見ていて、
若さが持つキラキラってあるんだなーと思いました。
和牛さんたちの練れた芸を見ていて、そこにくるまでの日々を思うと、
グランプリをとらせてあげたいと僭越ながら思ってしまいましたが、
(過日ロケバスの中で、完熟フレッシュの池田さんから、芸人さんにとっての35歳の壁について、とうとうとお話を伺っていたのでなおさら!)
うーん、20代の時の底知れぬ勢いってすごいものだなあと思いました。

それでも私自身は、やっぱり今がいいわ。40代は最高に楽しい。
日々の料理というのは、年代や時代の影響をすごく受けるけれど、
保存食というのはある意味普遍的なところがあるから、
その時その時に寄り添って発展していくような、深まっていくような感じで、
それがまたいいなと思いますね。


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