料理研究家 濱田美里

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手でつなぐ

2019.04.04 │ ブログ

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今週来週のケーキレッスンはガトーウィークエンドです。

洋菓子というのは、主に粉、砂糖、卵、バターからできていて、卵(水)とバター(油)という喧嘩しがちなものをいかに良い状態でつないでいくかが、生地のおいしさの肝になってきます。 特に今回は全ての材料が同割(1:1:1:1)という、パウンドケーキやキャトルカールの原点の配合。どう泡立てるか、どう混ぜるかに、出来上がりがかかっています。

あなたの手が今、水と油という仲の悪いものを一つにするのよ。それを分離させないで最高に美味しい状態まで持っていくのよ。とお話ししながら実習しています。

そのためには、素材をよく見なくてはなりません。そして、粉を混ぜるとき、一昔前のレシピには大抵「切るように」とか「さっくりと」と書かれていたので、混ぜ方を誤解されている方が多いのですが、「きちんと艶が出るまで」というのをおからだで覚えられると、感動的な生地をつくれるようになります。(そんなケーキには不思議と軽やかさがあります)

昨日はお嬢さんとお母様が一台ずつ作られました。小学生のお嬢さんも、ママや他の生徒さんに見守られながら、素敵な1台を作り上げましたよ。

このケーキにもやはりその方その方がしっかりとあらわれます。「手作り」ってすごいなあ、と私は改めて感じています。


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