料理研究家 濱田美里

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夏のつかれ

2019.09.09 │ ブログ

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メンテナンスに鍼へ。(今日はマニアックな話です。スミマセン!)
今年は夏の間まったく行かなかったので、2ヶ月ぶりくらい。 

ちょっと気になる不調があって、私の見立てでは「脾虚」じゃないかな、と思っていたのですが、理由がわからなかったんです。
(参鶏湯など脾気虚には結構気をつけて食べていたので。)

でも、治療が終わった後に、先生が一発で、
「これは夏の疲れですね。心(しん)です。」
「え!心!?」
「はい、夏って五行で心じゃないですか。今年も暑かったから、心が消耗して、その影響で脾が弱るんですよね。(中医学では心は脾の親と考えるので。)だから、心のツボに鍼打った時、すごい痛かったでしょう。詰まってたんです。」
「確かに!あそこだけすごく痛かったー!!しかも、初めてのツボでしたねー。」

なるほどー。
私はもともと脾(消化機能)は弱い方なので、普段からかなり意識してケアしているのですが、
(お灸も大抵「中脘」という胃のツボから始めます)
心(循環器など)に関しては、ノーマークでした。

夏は心が弱りがちなので、苦味のものを摂ると良いというのは薬膳では基本的なことですが、
苦味のものは体を冷やすことが多いので、そこそこにしていましたし。 

さすがプロですね。
脈診と舌診、そして体の様子を見てすぐに的確な治療をしてくださる。
信頼できる、相性の良い鍼の先生が近くにいらっしゃるのは本当にありがたいです。

夏疲れはこういうふうにも影響するんだ、と改めて勉強になりました。
毎年ここまで暑い夏が続くと、「心(しん)」に対する食べ方の対策もしっかり考えなくっちゃなあと、あらためて思いました。
(苦味を駆使した沖縄あたりの食べ方は参考になりますね)  

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