料理研究家 濱田美里

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釣りクッキング覚え書き

2022.10.23 │ ブログ

久しぶりの釣りクッキング覚え書き。

本日は淡路の釣り船から。
(タイを釣りに行ったけれど、全然釣れなかったらしい。海がすっかり変わってきているみたい。)

[本日の釣果]
①ワニゴチ 3尾
②シロサバフグ 5尾
③ハマチ 2尾
④チヌ 1尾

①ワニゴチって、前にも一度書いたけれど、びっくりするくらい全く味がない魚!

確か前回昆布締めにしても昆布の味しかしなかったという。。。

魚醤とスパイスを効かせて唐揚げにしたのが美味しかったから、そうすべく、今日はおろしてペーパーに包んで冷蔵保存。

②これは毒のないフグなのですが、久しぶりにフグをおろして発見したことが一つ。
(これまた誰の役にも立たなさそうな情報ですが、趣味の釣りでフグをおろす人はぜひ!) 

私はフグのおろし方を関東で教わったので、関西のように皮を丸はがしせずに、包丁を入れて上下に分けて剥がすのですが、
その時に、包丁ではなくて、「キッチンバサミ」を使うとものすごくいい!!

ひれや皮をチョキチョキ切って、剥がすだけ!
家庭でやる場合はこれが超おすすめ。仕事が早いし、すべらないので安全。

今日の船長さんによると、
「これ、下関のふぐみたいに味無いで。塩して干物にしたほうがいいで。」
とのことらしいので(多分水っぽい味なのだろう)、
干物にはしないまでもピチットシートで1日おいて、明日食べる予定。

③ハマチは大きい方の腹身だけ刺身にして、あとは適当に切り身にして脱気冷凍。

こうしておくと、ライブ配信でみなさんにご紹介したような料理になんでも使えて、めちゃ便利。

アラは明日大根と一緒に煮るので、さっと霜降りして冷蔵。

④チヌはすごく痩せていたので、半身だけ刺身にして、残りは骨ごとタジンに。

ちょうど今朝広島から名残の夏野菜が届いたので、先に蒸し焼きにして、その上にスパイスをかけた魚を置いてオリーブオイルをかけて10分ほど蒸した。

これがことのほか美味しかった。チヌの味はすばらしいなあ。そして新鮮な魚を蒸すという調理法は、やはり最高。

___
ということで、チヌ以外は、ベテランの釣り師さんはほとんど海に返してしまうような魚ばかりだったらしいのですが、
まあ工夫すれば美味しく食べられそう。

日本の海は(多分温暖化の影響だと思う)どんどん変わってきていて、
あと10年もすれば、わたしたちはこれまでと全く違う魚を料理しなくてはいけないようになるんじゃないかな、という気がしています。

YouTubeで皆さんにご紹介した料理はかなりいろんな魚に対応できる調理法だと思っているのですが、
まだまだゆるゆると研究していきますね〜🐟


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