料理研究家 濱田美里

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梅干しの日

2023.07.30 │ ブログ

今年はありがたいことに、去年のように突然の土砂降りが続くことが少ないので、
気兼ねのない量の梅を、ちょっとずつ、ぼちぼち干しています。

1枚目の写真は今干しているハチミツ梅干し。
確か6月の前半に漬けた南高梅です。
(生徒さんたちと一緒に漬けたものは8月に入ってから干そうと思っています️)

2枚目の写真は、先日アップした動画(https://youtu.be/Xq-2VGmIpKU)で少しお話ししましたが、

「わざと、あんまり梅干しには向いていないかための梅を、
追熟させて、ハチミツ梅干し用の液につけてみたもの」。

これはなぜ試してみたかというと、
熟した美味しい南高梅でつけると、短期間でふっくらジューシーで美味しいハチミツ梅干しができるのは
まあ当然と言えば当然なのですが、

そうでない梅で漬けた場合、液の中でアクが抜けるのにどれくらい時間がかかるかを知りたかったため。

今回のこの梅の場合、きっかり2ヶ月かかりました。
最初の1ヶ月はえぐみが強くて強くてとても食べられず、1ヶ月半くらいから抜けてきて、
2ヶ月経ったところで、まあ大丈夫だな、という味になったので干し始めました。
そして3日干したのがこれ。

いつものみなべ町から送っていただく南高梅と比べると小さいし、少し硬めなのだけれど、
太陽のおかげで最後の甘味も加わって、なかなかおいしいハチミツ梅干しに仕上がって、
ホッとしました。(この後もまた味がどんどんまろやかになるはずです。)

漬け仕事の面白いところは、こんなふうに、素材に恵まれなかった場合も、時間が挽回してくれる可能性がある、というところ。

私はそういうことにとても励まされます。
「あんまり才能もないし、今はできないけれど、時間をかければなんとかなるかも。」とね。
(特にここ数年は、そんなことの連続だった気がするな。)

あ!ところで、私知らなかったのですが、今朝の新聞によると、今日は梅干しの日なんですって!

7月30日は(「ナン(7)がサル(30)」で、 梅干し食べると難が去るのだそう。
暑い日が続きますが、皆さま、難を取り去って、元気に過ごせますように😊

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