料理研究家 濱田美里

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ヘルシンキ備忘録2

2018.03.22 │ ブログ

ヘルシンキ22日朝6時。
現在の外気温はマイナス1度。
室内の温度は常に一定だから実際のところはわからないけれど、
窓から外を見ると、粉雪がハラハラ。昨日よりは少しは空気がゆるみそう。

昨日は外に出ると、雪は降っていないものの、空気がキーンとして、耳がちぎれそうだった。
でもお天気は良く、空は青い。
おしゃれなインテリアショップや、洋服のセレクトショップがある小さな通り(そのまま行くとかもめ食堂があるらしい)を通って、
トラム(路面電車)の駅へ。
細長いトラムに30分程乗って、アラビア工房へ行く。

1階には、イッタラのファクトリーショップやPENTIKなどのアウトレット。
前回スウェーデンのグスタフスベリの工房で買いすぎたので、今回はがまんの子。
教室用のペーパーナプキンだけ、いろんなお店で数種類ずつ買う。
スウェーデンより柄ゆきが女性っぽい。

昼食はアラビア内のレストランビュッフェ。
ひとり9.85ユーロ(1300円くらい)で、飲み物も自由。
ミートボールや、カボチャとトマト?のスパイシーなスープ、ワカサギのからあげ(ハーブとオイルのソースをかける)、ビーツの煮物(麦にかけて食べる)、マッシュルームのマリネ、豆のサラダなどなど。バンも8種くらい。すごく楽しめる。
スウェーデンもそうだったけと、お昼はこういうビュッフェスタイルも多くて、おじいさんもおばあさんも、北欧の人はよく食べる。山盛りをおかわりしている!太ってはいないけど、背がすっごく高い。
2階にアートブックの大きな図書館があるからか、学生さんらしき若者も多い(学生用ビュッフェもあった)。そして、若い女の子の鼻ピアス率が異常に高い。
鼻ピアスと言っても、片方だけの小さいものではなく、美人さんが牛みたいに大きなわっかをつけているので、すれ違うたびにぎょっとする。

9階にアラビアミュージアムがあり、創業時からのアラビアとイッタラの作品が並んでいるのは圧巻。
ものづくりの軌跡がじっくり味わえる、すてきな場所。
今回は現地の方とあまり話をしていないので国民性はよくわからないけど、
フィンランドのデザインは、スウェーデンよりも少し有機的に感じる。
街を歩く人の服の色も多彩で(スウェーデンは真っ黒。こちらはマリメッコの国)、ちょっとやぼったさがある。
自然をとらえる視点が日本に少し近いような気がする。

夜は前日歩いた中で一番品ぞろえが豊富だった、おっきな駅地下のスーパーでいろいろ買ってみる。
デリのコーナーにはロールキャベツみたいなのが売られていたので、中身が野菜のとラムのをチョイス。
お店のお兄さんに尋ねたらフィンランドの家庭料理、とのこと。やっぱりロシアに近い。
あとはサラダコーナーから10種類くらいサラダ(ベジタリアン用に、豆が沢山。ファラフェルなんかもそろってる)と、鰊の酢漬け、ピロシキなど。
パンのコーナーなんて、山のように多種の黒パンが並んでいるので、おもしろくて何度も見てしまう。


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