料理研究家 濱田美里

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秋のアレルギーに

2020.10.28 │ ブログ

昨日、身近な人のくしゃみが突然止まらなくなり、
(どうもホコリを急激に吸ってしまったらしい。アレルギーのよう。)
夜遅くなるにつれてどんどんひどくなって、
ついには3分に1回くらいのくしゃみ、鼻水のペースになり、
ティッシュが1箱なくなってしまいました。


こういう時、家にあるもので対処するとしたら、どうしますか?
私のとった台所緊急対策(けっこう効きました)で、
何か皆様のお役に立つことがあるかもしれないので書いておきますね。


少し前に書いたように、秋は中医学で言うと「肺」が一番影響を受けます。
この時期に水様の鼻水が止まらない、しかもアレルギーっぽい、寒くなるにつれてひどくなる、という症状を見たら、
まず「宣肺する(肺の気を上に上げる。温める。発散する。)」ことを考えます。


昨晩、家にあったものの中で、一番それに適しているだろうと思ったのは赤紫蘇茶です。
これは、7月頃に、赤紫蘇の葉をただ洗って干しておいたものですが、
こういう時にものすごい威力を発揮するのです。
(中医学では「蘇葉(そよう)」という生薬になります。)


鍋にお湯を沸かし(この時、乾姜も少し加えました。これは、生姜を料理する時、皮が出たら、ざるか何かに入れてその辺に干しておけば勝手にできます。体を温める作用がよりパワーアップします)、沸騰したら赤紫蘇茶を一握り入れます。

こういう香りの強い生薬は長く煮てはいけません。
お茶として飲むなら、すぐに火を止めて蒸らしてもいいところですが(別に病気じゃなくても、甘くて美味しいんですよ)、
昨日は少し薬効を引出したかったので、多めに入れて3分ほどだけ煮出して火を止めました。
それをこして飲んでみてもらったところ、ピタッとくしゃみが止まりました。


アレルギー体質の方、秋になると喘息気味になったり、咳が止まらなかったり、水様の鼻水が出る方は、
来年の初夏には、忘れずに赤紫蘇を干してみてくださいとても役立ちます。
そこまでひどくなければ、日常的な料理の中で、青じそをたくさんとるようにするだけでも違いますよ。


そして今朝、まだ完治はしていないようだったので、
信頼できる漢方薬局で小青竜湯を買っておきました。(辛温解表の方剤。花粉症やアレルギー性の鼻炎に効果的。眠くもなりません。)
これを何日か飲めば、おそらく大丈夫だと思います。


体調が悪い時、台所にあるもので、取り急ぎ症状が緩和するといいですよね。
秋の肺関係の不調は温めて宣肺すればよくなることがけっこうあります。
辛味の食材(ネギ、生姜、紫蘇など)はこの時期、積極的にとるようにしてくださいね。




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