料理研究家 濱田美里

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白味噌雑煮

2021.01.03 │ ブログ

広島に帰ると、正月三が日の朝は、
日替わりでゆかりのあるお雑煮をいただくことになっていて、

(大体1日目は広島バージョンvol.1、2日目は博多バージョン、3日目は広島バージョンvol.2)

できれば神戸でもそれに倣いたかったのですが、
材料が手に入らず、元旦用に広島バージョンvol.2の準備をしただけで、
あとはどうしよっかなー、という感じでお正月を迎えました。

2日の朝(昨日)、ベッドの中でうつらうつらしながら、
そうだ、聖護院大根と里芋があるし、せっかく関西にいるのだし、
今日は白味噌のお雑煮にしよう、と思いつき、
ラフにザクザクッと切って作ってみました。

これがすごく好評で、(聖護院大根って本当に美味しい。里芋も白味噌とよく合うねー。大人用には辛子を添えて)
今朝もまた作ってしまいました!

職業柄、白味噌雑煮は撮影などで何度も作ったことがあるのですが、
そこに住んでお正月にいただく、ってまったく違うものですね。
なんというか、土地へのありがたさをからだで感じられる!
お雑煮って、神聖なものなんだなあ、とあらためて思いました。

しかしこれはお正月でなくとも、普段でも食べたい。
それくらい関西のお野菜と白味噌、そして焼かずにとろんとした餅はよく合いますね!

〈作り方メモ〉
①里芋、聖護院大根、京人参は皮を剥いて切る。
②里芋と人参はさっと茹でこぼしてから、聖護院大根はそのまま、だし(昆布強め)で煮る。
③柔らかくなってから白味噌を多めに溶き入れる。
④餅は別鍋で2分だけ茹で、余熱で柔らかくし、お椀に入れる。
⑤③を注ぐ。(今日の写真は三つ葉の色味を出したくて生で乗せたけど、さっと火を通した方が関西らしい柔らかい味わいになる。ゆずの皮と辛子を添えて。)

 


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