料理研究家 濱田美里

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8月の東京コトラボ教室が終わりました①

2019.08.04 │ いままでのメニュー お料理教室

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昨日、コトラボ阿佐ヶ谷にて、2レッスン無事終了いたしましたー。まずは第一部のタコ料理から。

「関西の魚さばきます!」シリーズ第二弾は、明石のタコ(前回は昨秋でサワラでした)。今回、明石浦漁港から2キロ前後の大きなタコを2はい、直送いただきました!

生のタコを見ることってあまりありませんよね。「じゃーん!」と持ち上げて、うわーっという歓声のもと、キュッキュッキュッキュッ、タコの下ごしらえをいたしました。(きものに墨をはかれなくてよかったよ^_^)

さばいたタコは、吸盤をはずして真っ白いお刺身に。これには、瀬戸内海の藻塩と、プーリアのおいしいオリーブオイルをあわせました。(イタリアプーリア州もタコの揚がる地方なのです!)
明石から絞り立てのイカナゴの魚醤も送っていただいたので、トマトや赤玉ねぎ、青唐辛子などを混ぜたソースも作りました。「タコのお刺身、おいしいー!やわらかーい!」と好評でした。はがした吸盤もさっとゆでて、一緒にお出ししましたよ(^_-)

あとは、頭のモロッコから揚げ。スパイスとハーブを全体にしっかりまぶし、粉をつけて揚げます。このスパイスの組み合わせは、ワインにもビールにも合うし、焼酎もいいよ。タコ以外の魚でもぜひアレンジしていただけたらと思います。

残った足は、パエリヤにどっさり贅沢に入れました。タコのうまみってやさしくて、力強いものではないので、バターと塩レモンをかけ合わせ、ハーブの香りをミックスすることで、ぐっとコクや味わいが増したと思います。
これが白ワインによく合う!ということで、今回のワインは、明石のたなかやさんにお選びいただいた、シチリアのインツォリアをあわせました。華やかで爽やかで、夏のタコ料理にぴったりでしたね。

後は甘酒を使ったプチトマトのガスパチョ(これも意外に人気でしたねー)。甘酒も夏バテしやすい今こそとりたいものですが、実はタコも、薬膳では「気血を補う」食べもので、夏にピッタリの食材なのですよ。

みんなで楽しく料理して、おいしく食べて、この暑い夏を元気に乗り切るためのチャージが少しでもしていただけたなら、こんなにうれしいことはありません。ご参加本当にありがとうございました!
コトラボ、次回は10月19日(土)に参ります。またお会いできますように!


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