6月の高知料理③→鯛のたま蒸し。
2015.06.11 │ お料理教室
今日は、『鯛のたま蒸し』について。
この料理は、鯛のおなかにおからをつめて蒸すハレの日の皿鉢料理になります。
”たま”とは、おからのこと。
”皿鉢料理”とは、料理方法を指した名称ではなくいわば盛りつけの奔放さの名称であり、
またその食べ方のスタイルを表しているようです。
まずは、鯛。
今回は、天然の真鯛を使用します。
写真のように、背開きにして中におからをつめるので、真ん中の骨を抜き取ります。
これを『骨ぬき』というのですが、この骨抜きの簡単な方法をお教えいたします。
さて、おから。
『卯の花』は安く手に入るのですが、意外とおいしいおからに仕上げるのは難しい、
ように日頃感じているのですが、みなさんはいかがでしょうか。
今回は、おいしいおからの作り方をまず初めにお教えいたします。
しっとり、しっかり味だけど上品な、ごはんが進むひと品です。
調理法。
料理名の通り、蒸します。
蒸している時間とともに鯛とおからが渾然一体となり、余すところ無く旨味の凝縮した料理が完成します。
ごはんにももちろん合いますが、お酒にも◎
郷土料理は名前からは想像もできず、写真をみても味の完成までは想像がつかず、
食べて初めて、その知恵や技術に驚愕させられるように思っています。
6月は、高知料理。
7月は、沖縄料理。
どうお、ご堪能いただけましたら幸いです。
スタッフ:松本