料理研究家 濱田美里

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YouTubeアップしました

2023.11.06 │ ブログ

YouTubeアップしました。
先日発売になりました『私を整えるスープ』(濱田美里/オレンジページ)から一品、作り方をご紹介しています。

熱っぽい風邪の時(寒気がするような風邪には向きません)、
喉が痛み、体が乾いた感じがするような時、
食欲がなく胃の調子が悪い時、
外食が続き口内炎ができるような時、
サッとできておすすめのスープです。

( 私は、夏場はめんつゆを増やしておそうめんを入れることもあります😊)

体調が悪い時にも温めるだけでできますので、
ぜひ気楽に作ってみてくださいね。

____
[私を整えるスープ#1] 豆腐の豆乳スープ (喉が痛み、痰が絡むような熱っぽい風邪の時に)
https://youtu.be/uBToeOZBttQ

『私を整えるスープ』本日発売です

2023.11.02 │ ブログ

私を整えるスープ』(濱田美里/オレンジページ)
本日発売です!!!

冷え、疲れ、便秘、肌荒れ、胃痛、風邪に対する東洋医学的な考え方と、
それらの不調をケアするためのレシピを載せました。
ぜひご参考にしていただければ幸いです。

今後、この本に載せたスープの作り方を
YouTubeにて動画でも解説しようと思っていますので、
そちらも楽しみにしていてくださいね!

✳︎Staff✳︎
アートディレクション/大薮胤美(フレーズ)
本文デザイン/尾崎利佳(フレーズ)
撮影/木村拓(料理)福岡拓(人物)
スタイリング/綾部恵美子
イラスト/山﨑美帆
熱量塩分計算、調理アシスタント/松本真紀
編集担当/吉村紗矢香 菊地絵里 加藤洋子

●本書は2014年刊行の『食べて改善 おくすりスープ』(オレンジページ)の内容を一部改訂し、書籍化したものです。●

できたて本

2023.10.27 │ ブログ

東京の出版社に着いたら、

「先生、さっきちょうど刷り上がってきたところです〜!」

と編集者さんが焼きたてパンのように、
出来立てホヤホヤの本を手渡してくださいました😍

うれしいなあ。
11月2日に出版予定。またご案内いたしますね!

金木犀が香り始めると

2023.10.19 │ ブログ

朝起きて寝室から出ると、窓を開けなくても薫ってくるくらい、
周りのおうちの金木犀が満開です。
すっかり秋ですね。

冬にお味噌を仕込むレッスンをする際には、

「食べるのは秋風が吹く頃、金木犀が香る頃から」

といつもお話ししますが、そろそろ美味しくなってきていると思います

私もちょうど数日前に、今年のレッスンで作ったお味噌を食べ始め、
名残の揚げなすと茗荷でお味噌汁を作って、
https://youtube.com/shorts/9PEywgHprv8
ああ、今年の麹は本当に美味しいなあと思っていたら、

同じ日に生徒さんから
「お味噌がおいしくて感激!」というタイトルのメールが届いて、笑ってしまいました。

「涼しくなってきたので、お味噌をたべてみました。今までと比べものにならないくらい美味しかったです感激です🤩」

「魔法のようにお味噌が美味しくなりました
市販のものは買えなくなります!」

とお便りくださいましたが、ほんと、日本のお味噌って麹と時間の魔法ですよね。
ぜひいろんなお料理に使ってくださいね。

(麦味噌とブレンドするのもおすすめですよ〜。)

めんつゆ麹

2023.10.10 │ ブログ

先日出演させていただきました、テレビ『遠くへ行きたい』に、
たくさんの方から「見ましたよ〜!」といううれしいご連絡をいただきました。
どうもありがとうございました!

最後の道場のお子さんたちが食べる場面は、
実際の撮影に立ち会えなかったので、
実はドキドキしていたのですが、よかった〜。

鯛や油揚げを喜んでもらえるかなあ、というのももちろんですが、
特に酸味のあるフレッシュチーズをおにぎりと合わせるにあたって、
「大人ではなくお子様が美味しいと思える味に」というところが、一番のハードルだったので、
あのみんなのお顔を見て、本当に安心しました。

番組でもお話ししましたが、今回、米とフロマージュの橋渡しとして考えたのが、
日本の昔ながらの発酵食品、食文化を掛け合わせた「めんつゆ麹」です。

いろんなもので試してみたけれど、これがドンピシャッと来たんですね!
これは私にとっても大きな発見でした。

レシピをもう一度教えてください、というお問い合わせをたくさんいただきましたので、
貼っておきますね。

(もうじきオンライン教室「miroom」でも、出汁や麹調味料の動画講座をアップする予定です)

テレビでご紹介したようにそのまま常温に置いておくだけでもできますし、
炊飯器の保温モードを使えばたった一晩で完成しますので、
その方法も書いておきます。

(文字でわかりにくければ、以前にYouTubeでご紹介した生甘酒の動画をご参考にー。
https://youtu.be/Dt0l-YmbSNg

私の冷蔵庫には写真のようにいろんな麹調味料が入っているのですが、
このめんつゆ麹、ほんっとうに重宝しますので、ぜひ試してみてくださいね!

麹のおかげで、ただ醤油と鰹と昆布を混ぜただけとは全く違う深い旨味が生まれて、
これだけでお料理上手さんになりますよ〜。

テレビ出演のお知らせ

2023.10.03 │ ブログ 仕事-TV

今週末10月8日(日)の朝、『遠くへ行きたい』という番組に出演いたします。

(時間は日本テレビ系なら6:30~、読売テレビ系なら7:00~という感じで、
地域によって変わるようです。各局の放送時間写真を添付しておきますね。)

今回は、柔道家の杉本美香さん
@mika__sugimoto が兵庫県を旅して、いろんな食材に出会い、
それらを使って「日本一のおにぎりを作る!」というパワフルな企画。

そのおにぎり作りをご指導させていただきました。

おにぎりにしたとき一番生きるように、美味しくお米を炊く(しかも家庭用炊飯器で!)にはどうしたらよいか、

そしてそのお米になんとフレッシュチーズなどなど合わせなくてはいけない、という難題に、
私自身も料理研究家として、帯を締め直して奮闘しましたよ〜🥋

おかげさまで、兵庫県の新しい食材と出会うこともでき、
杉本さん(愛らしいすてきな方でした❣️)やスタッフの皆さんにも喜んでいただけて、
とっても楽しい収録でした。

どんな番組に仕上がったか、楽しみです。
日曜日の早い時間ですが、ぜひぜひご覧くださいませ〜。

『遠くへ行きたい』HP
https://www.ytv.co.jp/tohku/

野良料理のきらめき

2023.10.02 │ ブログ

近所の中国人ご家族が、ちょっとしたお祝いにと、
手作りランチにお招きくださいました。

(→このお宅の小学生の男の子は、完璧な日中のバイリンガルで、
私はいつもその辺で彼と会うたびに、
あやしい中国語の発音を直してもらっているんです><)

メニューはなんと、大好きな牛肉麺と餃子!!!
私はもううれしすぎて、ノートとカメラを前の日からしっかりスタンバイ。
作るところもぜひ見せて〜と早めに伺って、
たくさん教えていただきました。

餃子の皮を伸ばすときの体重の乗せ方とか、具に卵が入るところとか、
牛肉麺のスパイスの効かせ方とか、なるほど〜と学ぶところがたくさん。

どれも本当においしくて、ありがたくいただいたのですが、
一番心に残ったことは、彼女が何度も中国語で、

「私のはお店の料理じゃないし、自己流の“イエシェン料理”だから、恥ずかしいわあ。」

といった趣旨のことを話していて、

「イエシェン」というところがよく聞き取れなくて、文字で書いてもらったら、

「野生」つまり日本語で言うところの「野良(ノラ)」みたいな意味なんですね。

ううん。そんなことはないよ。
野生菜、、、家常菜正是我想知道的。
それこそが私の知りたいこと。

なぜ、大学でアメリカ文学を専攻していたあなたが料理の道に進んだのか、
という彼らの質問に対して、深いところまで答えられる中国語の力がまだ私にはなくて、
とっさにうまく返事ができなかったのですが、

まさにその「野良料理」、その土地土地で、その家々で、自然発生的に生まれた家庭料理のきらめきに
私は取り憑かれてしまったのだったなあと、
国内外のたくさんの台所を訪ね歩いた若い頃を思い出させてもらいました。

それから今回出会った、大ヒット調理道具はこれ!!!
1枚目の写真の、包んだ餃子を並べる「餃子用のざる(?)」。

中国ではどの家にも普通にあるものらしいのですが、
これに並べると、しばらく置いておいても餃子が下にくっつかないんですね。

餃子を皮から作ると、いつも茹でるまでに下にくっついてしまうので
私はしょっちゅう冷凍庫に移していたのですが、
こんな道具があるなんて!

その土地から生まれたお料理も、道具も、人の言葉も、
本当に楽しい。興味が尽きることがありませんね。

お礼にリクエストの日本のお味噌汁の作り方をレッスンして、
おなかも心もポカポカで、家に帰りましたー。

お彼岸

2023.09.23 │ ブログ

秋のお彼岸ですね。

少し前に春のお彼岸のぼたもちレッスンをしたばかりのような気がするのに、
あっという間におはぎ(萩)の季節に!

今年は体調がすぐれなかったので、
一昨日くらいからのんびりあんこを炊きました。

中身はいつものもち麦入り、炊飯器で簡単に。
(うるち米の部分をもち麦にするだけです😊)

ご先祖様をしのびながら、ゆっくりフィーカをしよう。

__________
ぼたもち(おはぎ)の作り方 あんこレシピ/ 濱田美里のこどもキッチン
https://youtu.be/vklIpEghT-0

何を食べるかのバロメーター

2023.09.20 │ ブログ

先日、お話をしていて、
「買い物に行った時にどうやって食材を選んでいるか?」
という質問を受けました。

撮影のためにあらかじめ買うものが決まっているような場合は別として、
答えは単純明快。

ちょっと原始的すぎてお恥ずかしいんですけど、
私はいつもお店を歩いて、

「本当によだれが出てきそうになるもの」

を手にとるようにしています。
比喩ではなくて、本当に唾液が出そうになるようなもの、です。
(垂らしませんけど!笑)

いつも行くお店も決めていないし、
その日の体調、季節、食材の出自など毎回違うので、
何一つ定まったことはないんですが、

犬が涎を垂らすような感じで「うわ、おいしそ〜」というものが
大体1つ2つあって、

後はそれに合わせたり、頭で家にあるものと組み合わせたりして買い物する感じ。

一番最初は頭脳ではなくて「よだれ」なんですよね。
そうすると大体ハズレがなくて、それが一番の薬膳だと思ってます。

そんな方式で、先週から、お店に行くたびに、なぜか強烈にカラダが引き寄せられていたのが梨(実際に買ったくらい)で、私よっぽど乾燥しているのかしら〜、と思っていたところ、

今朝、鳥取からたくさん二十世紀梨をお送りいただきました。
うれしすぎる!!!!大事にいただきます🙏

今年は残暑がいつまでも続いて、秋ではないみたいだけど、
やはりもう乾邪の季節に向かっているんですよね。

からだを潤す秋の果物で、肺の乾燥を防いで、
空咳や乾燥肌の対策をしましょうね〜🍐🍇

ブドウの味が無くなった話

2023.09.03 │ ブログ

先日、実家の両親が送ってくれた荷物の中に、
母の漬けたきゅうりの辛子漬けと、1房のブドウが、
保冷バックに一緒に詰められていました。

きゅうりの辛子づけは、何重にもパッキングされていて
汁一滴漏れておらず、葡萄の方も袋に入っていました。

早速そのブドウを洗って食べてみたところ、
「?????!!!!!!」

この香りは何?しかも辛い!!??

ブドウがカラシの味になっているのです。
何粒食べてみても葡萄の味は全くせず、
全てカラシの味で、辛すぎて顔が曲がりそうなくらい。

これは一体。。。。。

どうやら、カラシの揮発性の成分が同じ保冷バックの中で
ブドウに移ったようなのです。

何度も書きますが、きゅうりの袋は何重にもなっていて、全く漏れていないし、
つけ汁の塩味などは全然移っておらず、
ただただ辛くて、カラシの匂いがするだけなのです。

すぐに電話すると母もびっくり。

「まあ!そんなことがあるん?ありゃあ〜。
試しにそのまま置いておいたらどうなるか見てみんさい。」

と言うので、1日冷蔵庫においておいたところ、
これまたびっくり。

なんと、翌朝にはカラシの香りも味も全く消え去って、ブドウの味に戻っています。
どこへ行ったの!?

よく、梅や味噌のカビ防止にワサビを置いていましたが、
からしやワサビの揮発性の成分って本当にすごいんですね。
これは虫や菌たちも逃げるでしょうよ、と思いました。
同時に、その成分はあまり長続きしないこともわかりました。

いやあ、なんだか面白い体験でした。
(結論:辛子漬けと果物を一緒においておくのはやめた方がいいね!)

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